About Temco Japan
1985年世界初「骨伝導」製品を世に送り出した日本のメーカー
テムコジャパンの
イヤホン型骨伝導マイクは
アメリカ軍にも採用されています
「骨伝導」製品が世に登場した1985年、アメリカ軍の騒音の激しい、屋外活動時のコミュニケーションに採用され、現在もアメリカ軍では骨伝導コミュニケーションが実践で活躍している。
以降「骨伝導」は、高騒音下・屋外作業のニーズに対応するコミュニケーションツールとして、無線機メーカーとの連携を進め、各メーカーの認定アクセサリーとして採用されている。
※無線機メーカー認定例)モトローラ社、アイコム社、JVCケンウッド社他
骨伝導メーカーのパイオニアであるテムコジャパンは幅広い業種の作業現場で、課題とされて来た「聴く」「話す」を特許技術で解決している。
接続実績
接続機器 | メーカー |
---|---|
特定小電力トランシーバー デジタル簡易無線局 IP無線 |
モトローラ、 アイコム、 JVCケンウッド、 八重洲無線、 アルインコ他 |
海上無線 | 日本無線、 長野日本無線、 モトローラ、 日本ラムダ他 |
同時送受話無線機 インターカムシステム |
タムラ製作所、 アルインコ、 NTTテクノクロス他 |
ウエアラブルカメラ スマートグラス |
Panasonic、 EPSON、 dynabook、 RemoteAssit、 RealWear、 Westunitis他 |
他にも主な取引先として
諸外国政府・警察・消防、防衛省、
警視庁、警察庁、消防庁など、
クオリティが求められる場面で
信頼を評価され導入されています
Customer Interview
「きくちゃん」を導入している
医療介護施設「はーとぴあ」へのインタビューをご紹介します
「きくちゃん」の導入で
利用者の笑顔が増え、
サービスも向上し
た医療介護施設「はーとぴあ」
今、医療介護施設では、小さい音が聞こえにくい利用者へのサポートが大きな課題となっている。そのような人は会話が少なくなって内にこもったり、医師や介護士との意思の疎通に時間がかかったりすることがあるからだ。そのような課題を解決するために、注目されているのがテムコジャパンの「きくちゃん」。骨伝導技術を使って音を増幅することで、相手の声を聞こえやすくする装置だ。ここでは「きくちゃん」を導入し、利用者とのコミュニケーションの活性化、サービス向上につなげている、パナソニック健康保険組合松下介護老人保険施設「はーとぴあ」の事例を紹介する。
幅広い人が使えるため、
利用者のQOLを高めることができると導入を決定
骨伝導とは、鼓膜ではなく骨を通じて耳の奥の蝸牛に振動を伝え、音を聞くための技術だ。最近は耳をふさぐことなく快適に音楽を楽しめると、イヤホンやヘッドホンでも骨伝導タイプのものが人気を呼んでいる。「きくちゃん」は、骨伝導スピーカー部をこめかみ近くに軽く当てるだけで、音を増幅し、聞きやすくしてくれる。音が小さいと聞き取りにくい高齢者も「きくちゃん」を使うことで耳への負担なしに、話しかけてくる相手の言葉が聞き取れるようになるのだ。
「はーとぴあ」は2000年に開設されたパナソニックグループの医療介護施設で、リハビリテーション、介護、医療が一体となったサービスを提供している。入所者は100名で、2階、3階、4階に1台ずつ、リハビリテーションのために通う通所リハビリ利用者(定数80名)用に1台と合計4台の「きくちゃん」を用意。問診やケアをする際、利用者が家族と面会するときなど、必要に応じてその都度使用している。
まずは「きくちゃん」導入前に、「はーとぴあ」が抱えていた課題を、施設長で医師の小山田裕一さん、ヘルスケアサービス部課長の松浦和孝さん、介護福祉士の新堂真央さんに聞いた。
「私は週に1回、入所者の健康状態に変化はないか、回診しています。多くの人は年をとれば小さな音が聞こえにくくなりますが、利用者さんのなかには相手の言っていることが聞こえなくても、聞こえているふりをして曖昧な返事をする方がおられます。それを鵜呑みにしてしまうと、体調の変化などを見逃してしまうことになりかねません。またこちらの声かけに反応がないと、認知症と誤認してしまうリスクもあります」(小山田さん)
「コロナ禍になり、ご家族との面会は透明なカーテン越しに行っています。そのため家族の言っていることが聞きとりにくく、せっかくの面会で会話が弾まないケースがありました。また私どもと家族、利用者さんが一緒にミーティングをするときなど、利用者さんだけが話の内容についていけず、置いてきぼりにされてしまうこともありました。人は相手の言っていることがわからないと自然と会話が減り、脳を使わなくなるため、認知症のリスクが高まるとも言われています」(松浦さん)
「私は日々、利用者さんと接していますが、小さな音を聞き取りにくい利用者さんに対しては、筆談をしたり、耳元で大きな声を出し、何度も確認したりしています。その中で怖いなと思うことは、小山田先生が言われるように聞こえていないのに曖昧な返事をされる利用者もおられることです。お薬を配る際に名前を確認しながら配薬をしていますが、曖昧な返事をされると誤薬に繋がるリスクも高いため、常に神経を使います」(新堂さん)
このような課題は日本全国、どこの医療介護施設でも抱えている。このような状況をなんとか解決し、入所者とのコミュニケーションを円滑にし、サービスを向上できないか。そう考えていたとき、福祉関係の機器を紹介する展示会で「きくちゃん」のことを知ったという。
「これなら幅広い人が使え、長時間使っても疲れにくい。テレビに接続して使うことができるのもいい。価格もリーズナブルだし、利用者さんのQOLを高めるうえで最適だと考え、導入を決めたんです」(松浦さん)
利用者とのコミュニケーションが円滑になり、
介護スタッフの労力も軽減
続いて「きくちゃん」を活用するようになり、利用者とのコミュニケーションはどのように変わったのか。利用者や家族、介護スタッフや施設全体にどのような影響を与えたのかを伺った。
「今まで、小さな音を聞き取りづらかった利用者さんとの会話が一気に増えました。今までふさぎこんでいた方が明るくなり、笑顔が増えました。会話が増え、リハビリテーションに前向きになった方も多いですね。『きくちゃん』を気に入ってご家族が購入された方もいますし、『早く家に帰ってお孫さんと話をしたいから』と、リハビリテーションを今まで以上に頑張るようになった方もいます」(新堂さん)
「会話が増えたことで利用者さんのことがより深く理解できるようになり、手厚いケアへとつながっています。透明なカーテン越しの面会でも『きくちゃん』を使えばスムーズに会話できるので、家族にも利用者さんにもとても喜ばれています。薬の確認などもスムーズになったので、スタッフの労力や負担も減りました」(松浦さん)
「『きくちゃん』を導入してから、施設全体の雰囲気もよくなりましたね。利用者さんが明るく前向きになり、私どもとのコミュニケーションも円滑になったからだと思います。コミュニケーション不足からくる行き違いやトラブルが減り、私どもの仕事もやりやすくなり、施設全体のサービス向上につながっています」(小山田さん)
「はーとぴあ」では今後、レクリエーションやカラオケの場などで、同時に複数の人に「きくちゃん」を使ってもらうことも考えているという。今まで小さな音を聞きづらく、お互い会話をすることが少なかった利用者同士のコミュニケーションも活発になることだろう。
このように利用者のQOLや家族の満足度、サービス向上につながる「きくちゃん」の活用が、全国の医療介護施設で広がることを期待したい。
松下介護老人保健施設 はーとぴあ
〒570-8540 大阪府守口市外島町5-55
電話:06-6992-8131 FAX:06-6992-8101
https://kenpo.jpn.panasonic.com/rouken/index.html
~こんな時にもおすすめ~
病院で医師や看護師の会話が聞こえにくい時に
銀行や市役所で窓口の人が話す内容が聞こえにくい時に
周りに大音量で迷惑をかけずにテレビを楽しみたい時に
孫や子供など家族ともっと気軽に話がしたい時に
他の音声増幅器では満足出来ない時に